デンマークの都市開発と、国連のSDGs(持続可能な発展目標)

北欧デンマーク通信

デンマークの教育や生活、働き方、制度やデンマーク人の考え方について

こんにちは!デンマーク公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーターのウィンザー庸子です。

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デンマークの人口は約580万人で、これは兵庫県の人口規模とほぼ同じとなっています。ちなみに、コペンハーゲン市の人口は市内が約65万人、市外の住宅地なども入れたコペンハーゲン圏では約130万人で、これは神戸市の人口規模に匹敵します。国土の大きさは九州くらいです。

我が家には、デンマーク人の主人、デンマーク人でもあり日本人でもある、中学校1年生と、4年生の男子2人と、1歳のちょうどお誕生日の日から保育園に入った3歳の女子1人と、日本人の私がいます。

そこで私たちがデンマークで生活する中で感じる、デンマークの教育や、仕事や、生活や制度、デンマーク人の考え方について、お話したいと思います。

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デンマークの都市開発と、国連のSDGs(持続可能な発展目標)

2015年に国連でSDGs(持続可能な発展目標)が制定された時、

長年、都市開発、気候変動への対応、エネルギー分野、交通、農業に関して、持続可能な解決策を模索してきたデンマークにとって、歓迎すべき国際社会の流れ、というか、

時代や世界がデンマークが進もうとする方向に向かうようになってきたという感がありました。

例えばデンマークの首都であるコペンハーゲンでは、

デンマークの建築家で人間中心の街づくりを提唱し、ニューヨークのブロードウェイの再開発も手掛けた、ヤン・ゲール氏の考えに基づき、人間中心の街づくり、

住みやすく、責任を果たす、エッジのたった街づくりが進められています。

これは、都市での生活を起点にし、その生活に必要なスペースを確保し、その上で必要な建物を建てるというアプローチで、“はこものありき”でまずは建物を作ってそれをじゃどう使ったらいいかと考えるアプローチの対局を行くものとなります。

具体的には、コペンハーゲンは、都市空間で人々が過ごしやすい空間を作り、自転車で移動しやすい環境を整備し、都市に緑地や水辺を楽しめる空間を増やし、エネルギーを持続可能な供給源のものにシフトし、効率化するという取り組みをしています。

1つ目の、人々が過ごしやすい空間の創出に関しては、例えば、1990年代に、コペンハーゲンは貧窮し、運河沿いのエリアの土地を売却して、たくさんの建物が建てられたのですが、その多くはオフィスなどのビジネス用用途に使われ、そのオフィスに勤めている人以外は足を踏み入れようとしない、土日には誰も行かないような、つまらない場所となってしまいました。

また、それらの建物は運河のすぐそばに建てられたので、運河沿いのスペースが活用されることはありませんでした。

コペンハーゲン市はこの90年代の決断を後悔し、市民に謝り、運河上に遊歩道となる長い橋を設けて、運河沿いのエリアで人がくつろいだり、集ったりすることができるスペースを付け足しました。今では、その遊歩道のような長い橋に、夏には市民が仕事の後などに友達や家族と集い、時にはその端からジャンプして運河で水浴びをする人もいるような、リラックスした場所になりました。

2つ目の、自転車で移動しやすい環境の整備に関しては、コペンハーゲン市は世界で一番自転車が使いやすい街を目指して、自転車専用道路の整備にも力を注いでいます。自転車の振興は、COcの排出削減、市民の健康増進、町の利便性の向上に寄与します。デンマークでは、1950年代に自転車の利用者が増え、その後60年代に自動車の利用者が増えた時に、ほかの国は自動車道の整備を進めたところ、デンマークではこれに逆行して自転車道路の整備を進めたのです。コペンハーゲンでは実際、市内中心部の路上駐車が1時間700円程度かかり、車で行くのは不便な所となっています。世界で最も長い常時歩行者天国の目抜き通りストロイエ通りは、もともと車道だった所、1960年代に政策決定で車を締め出したのでした。

3つ目の、水辺の活用に関しては、産業港、貿易港として栄えたコペンハーゲンは、産業構造が変わる中で、90年代に汚染されていた運河の水を浄化し、都市の中心部でも泳げる位きれいな水質を確保するようになり、運河の一部を区切って、市営プールとしても開放しています。また、そのプール一帯の運河沿いのスペースは、芝生の緑地帯になっており、夏になると人々がピクニックをしたり、映画祭や野外コンサートなどの文化的な行事やパフォーマンスの会場としても使われています。

4つ目の、責任を果たす街づくりに関しては、コペンハーゲン市は、例えば2025年には、CO2の排出量を0にし、2050年には化石燃料から脱却するという野心的な目標を掲げています。この目標は、コペンハーゲンに位置する産業界に対するもので、個人が飛行機に乗ったり、お肉を食べたりすることを制限するものではありません。2025年の後には、こうした個人に対する目標設定もなされるようになる可能性があります。デンマークには、2050年までにCO2の排出量を0にするという国家目標があり、それも難しい目標をよく数値を伴って設定したなと思っていましたが、コペンハーゲン市は更に達成までの期間を狭めて、デンマークが目標達成する為の牽引役を担おうとしていることが分かります。

また、資源の活用、再利用を進めることによって、気候変動を防ぎ、循環経済も推進しています。

例えば、風力発電で生み出された余剰分や、ごみの焼却で生み出される熱は、温水に変えられ、地域暖房として地下のケーブルを通り、各家庭やオフィスに供給されます。この地域熱暖房は、80年代からデンマークのほとんどの都市部に普及しており、各家庭でボイラーを焚いて暖房をするよりもずっとエネルギー効率がいいので、環境にも家計にも優しい暖房方法となっています。この地域熱暖房には、バイオマスも使われており、農業の副産物となるゴミを資源に変えられる方法となっていますが、CO2排出を0にするという目標の為の、第一歩あるいは布石となりますが、バイオマスの過程でもCO2は排出されてしまうので、暫定的な施策となります。

このように、2015年に国連が定めたSDGs目標は、デンマークの現在進行形の街づくりを改めてリスト化したもののように見えると言えると思います。コペンハーゲン市の行政の方によると、コペンハーゲン市では、SDGsが世界的な重要事項として取り上げられるようになる前から、実は似たようなことを目指していたので、何かが変わったということはあまりなく、その代わり、SDGsを、デンマークでもお役所は縦割り行政になる危険性を秘めているので、それを防ぐ為の、様々な部署が横断的に協働する為の共通目標、共通理解のコミュニケーションツールとして活用しているそうです。

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北欧デンマーク通信 

北欧の福祉や環境政策、さらには心地良いを意味するヒュッゲで知られるデンマーク。

国民みな共働きでワークライフバランス重視の考え方、生き方の、実際どうなの?を、

2003年からデンマークに在住の公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーター&主婦で3人の母親の、

ウィンザー庸子がお伝えします。

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