北欧で愛される絵本、「森の物語」は、ノルウェー生まれでデンマークに帰化し、
その人生のほとんどをデンマークで過ごした画家・作家のルイス・モエ(1857-1945年)
によって、1903年に描かれました。
いかにも北欧らしい、素朴で愛らしく、懐かしいタッチで、
100年以上前に描かれたこのルイス・モエの「森の物語」は、
北欧の人々の自然観や、森への敬意と愛情を感じる作品です。
子供が本来持つ自然に対する感性に訴えかけるこの作品は、
小さいお子さんと一緒に絵を見て、森の気持ちを一緒に考えたりお話しする、
北欧の幼児教育で盛んな、ダイアログ・リーディング
(絵本の読み聞かせの中で、聞いている子供も、
静かにじっと絵本の内容を受け取るだけでなく、
絵本の中の世界や主人公の気持ちについて考えを述べ、
読み手と対話をする参加型の読書方式)
にも最適ですし、
時代を越えて受け継がれる北欧の文化にご興味をお持ちの、大人の方にもお勧めです。
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